ちゃりすの色々やってみるブログ

50代から苦手をなくしワクワクする人生を送る方法 -How to enjoy life after 50-

赤毛のアンを原書で読む Chapter Ⅸ

赤毛のアン(Anne of Green Gables)を英語で読む私的プロジェクトです。

基本的にオンライン英会話(CafetalkまたはCambly)のレッスンで原文を音読し、難しいところをチューターさんに質問したり、ちょっと脱線してお喋りしたりしながら、緩く続けています。

日本語訳は、集英社文庫松本侑子訳を参照しています。

やり方については、こちらに詳細を書きました(・∀・)

 

 

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 今回は予約したつもりのレッスンが取れていなかったので、一人で読みました。

今回のあらすじ

CHAPTER Ⅸ. Mrs. Lynde Prorperly Horrified (リンド夫人驚愕する)

アンがグリーン・ゲイブルズに来て2週間後、リンド夫人がアンの品定めにやってきます。リンド夫人はアヴォンリーきっての情報通、歯に絹を着せない物言いで有名な世話焼きの婦人です。アンを見て、「みっともなくて痩せっぽちでニンジンみたいな赤毛だね」とずけずけ言う夫人に、アンは激しく癇癪を爆発させます。マリラはアンの態度に驚き、うろたえながらも、思わずアンの肩を持ってしまいます。リンド夫人にお詫びに行きなさい、とのマリラのお達しを、断固拒否するアンですが···。

歯に絹を着せない(outspoken)リンド夫人

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リンド夫人みたいな人っていますよね。ずけずけとなんでも正直に思ったまま話して、ちょっと煙たがられながらも一目置かれている人。たいへんな働き者で、やるべきことはきっちりやる人だから尊敬もされているようですが、もちろん人を傷つけてしまうこともあるわけです。

まず必要以上?にアンのことを褒めてしまったマリラに対し、リンド夫人は陰気に言い放ちます。

「気をくじくつもりはないけど、大変な責任をしょい込んだものだね。あんたたちには子育ての経験もないし、子どもの気だても、この先どうなるかもわからないのに。」

いやあ、初めての予想外の子育て、いろいろ不安を抱えてるはずのマリラに今それ言うか?と思いますが、マリラはキッパリと返します。

「気なんかくじけてませんよ。なんだろうと、こうと決めたら、わたしはやりぬきますよ(I’m not feeling discouraged, when I make up my mind to do a thing it stays made up)」

おお、これぞマリラです!下線部の表現は暗記してマントラにします!

しかし、リンド夫人みたいな人とも波風立てずうまくやってるし、結局は情にほだされて予定外の孤児を引き取ることにしたマリラって、実はそうとう柔軟性高いですよね(´∀`)。子供の頃はわかりませんでしたが、今読むとマリラってめっちゃいい女だと思います!

アンの地雷ワード

そして、まの悪いことに、アンの見た目が最悪だったタイミングで、リンド夫人は初めてアンと対面します。そして言っちまったんです。あの禁句を。

「見てくれで拾われたんじゃないことは、確かだね (Well, they didn’t pick you for your looks, that’s sure and certain)」
「それになんてやせっぽちで、みっともないんだろう (She’s terrible skinny and homely)」
「ああひどい、こんな雀斑、見たことないよ。髪もまるでニンジンみたいに赤いじゃないか!(Lawful heart, did any one ever see such freckles? And hair as red as carrots)」

OMG. 確かにひどいです。こんなこと、本人を目の前にして言うなんて( ;∀;)

しかも、ニンジン呼ばわりです。アンがのちにギルバートに対して大癇癪を起こしたのも、ニンジンと呼ばれたのが原因だったじゃないですか?要するに、carrotはアンの地雷ワードなのです!

 果たして、アンは地団駄を踏んで怒りまくります!

「あんたがそんなふうに言われたら、どんな気がするの。でぶで、不格好で、想像力のかけらもないだろうなんて言われたら、どう?」

「私がそう言って気を悪くした?いい気味だわ。気を悪くしてほしいくらいよ。」

「許すもんか、絶対に、絶対に、許すもんか!」

これにはリンド夫人もすっかり度肝を抜かれてしまいます。

さらに、アンの無礼を謝ろうとしたマリラも、「見た目のことをそんなふうに言うのは感心しない」とリンド夫人を諭してしまいます。本心が出てしまったわけです。

 

レッスン覚書

- grippe: influenza フランス語由来の言葉のようです

- the special visitations of Providence: guidance of God; 神の思し召し

- she had explored it to its furthest end in all its delicious vagaries of brook and bridge:

今回、一番わからなかったところが下線部です。恥ずかしながらdelicious =おいしいしか浮かばなかったのですが、very pleasing, delightfulという意味もあるのですね。vagaryも知らない単語でした。 vagary: unpredictable/erratic/whimsical action, ideaなので、思いつくまま、気の向くまま楽しく散策していくと····って感じなんでしょうか。

- quenched Anne by a curt command: quell, extinguish

訳では「黙らせた」とあります。quenchは仕事で使う技術用語では「焼入れ」という意味でよく目にします。焼入れは高温の金属を急冷し、強度を向上させる処置です。アンが興奮して喋りまくっているのを、マリラがぶっきらぼうにさえぎっている様子が目に浮かびます(・∀・)こんな使い方もできるのですね。

- You shouldn't have twitted her about her looks: tease, ridicule with reference to anything embarassing 「みてくれをとやかくいうべきじゃない」

- Rachel is too outspoken: blunt, candid, forthright, straight-talker 「歯に絹を着せない」