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赤毛のアンを原書で読む Chapter ⅩI

赤毛のアン(Anne of Green Gables)を英語で読む私的プロジェクトです。

基本的にオンライン英会話(CafetalkまたはCambly)のレッスンで原文を音読し、難しいところをチューターさんに質問したり、ちょっと脱線してお喋りしたりしながら、緩く続けています。

日本語訳は、集英社文庫松本侑子訳を参照しています。

やり方については、こちらに詳細を書きました(・∀・)

 

 

 

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 今回は一人で読みました。

今回のあらすじ

CHAPTER Ⅺ. Anne's Impressions of Sunday-School (日曜学校の印象)

アンが初めて日曜学校に行くエピソードです。間の悪いことに、マリラは頭痛、リンド夫人もすでに出かけたあとだったので、アンは一人で日曜学校に向かいます。マリラが新調してくれた服はいずれも飾りのない実用的なもので、パフスリーブに憧れていたアンはガッカリ。途中、道ばたに咲いていたキンポウゲや野ばらを摘み、地味なセーラー帽を花輪で飾りたてます。

日曜学校の印象を聞くマリラに、礼拝のお祈りも日曜学校も面白くなかったと言って、アンはマリラを慌てさせます。しかし、実はマリラも常々アンと同様の印象を抱いていたのでした。

 

 

アンが花で飾った帽子を被って教会を歩くシーン

このシーンは、子どもの頃に読んだ本がイラスト付きだったのでよく覚えています。

アンが、花で飾った帽子を被り、すまして教会の通路を歩いているのを、周りの少女たちがヒソヒソ話しながら嘲笑している...という感じのイラストです。

Anne of Green Gables - 112a

(File:Anne of Green Gables - 112a.jpg

Wikimedia Commonsより)


おそらく、ちゃりすが読んだ本に使われていたのも原文オリジナルイラストだったのではないかと思うのですが、なんというか全体的に暗いといいますか、どことなくホラーな雰囲気を漂わせていて(子供心に)、そのため当時の「赤毛のアン」のイメージは「なんとなく暗い話」だったんですー。同じシリーズに入っていた「若草物語」や「あしながおじさん」の方が好きでしたね。

のちに、中学生になってから村岡花子訳で「赤毛のアン」「アンの青春」「アンの愛情」と続けて読んで、イメージがガラッと変わった覚えがあります。

今見るとこのイラストも時代を感じさせて悪くない、と思いますが。このイラストではアンの服、結構飾りがあって可愛いですよね。

本文には「ぴったりした見頃に、飾りのないスカートがついていた。袖も、見頃やスカートと同じように飾りけがなく、これ以上細くできないほど、きつかった(plain skirts fulled tightly to plain waists, with sleeves as plain as waist and skirt and tight as sleeves could be.)」とありますので、アニメのアンが着ていたような、なんの飾りもないプレーンなワンピースだと思うんですけど。

 

 

本質は見抜くが顔色は見ないアン

今回の章は教会にごてごてと飾った帽子を被って行った顛末も語られず、つなぎ的な短い章でしたが、ここでもアンの本質がよく描写されています!

まず、冒頭でマリラが新調してくれた三着のドレスを前に、思い切り残念そうな顔をして見せます。理由は「きれいじゃないから。」

みすぼらしい孤児院の服と比べたらなんだってありがたいだろうに!と憤るマリラの顔色は全く気にしてません(´∀`)。

そして、牧師のお祈りは長ったらしいだけで、本人も上の空でやっているし、日曜学校の先生もテストみたいに質問するだけでちっともよくなかったとずけずけと語ってマリラを慌てさせます。

うーん。リンド夫人と同類か?

でも、マリラも内心では常々同じように感じていたので、厳しく叱ることもできなかった、となります。章の終わりは少しスピリチュアルに締め括られています。

「その胸に秘めていて言葉にしなかった批判が、今まで誰にも顧みられなかったこの無垢で正直な子どもの口を借り、目に見える避難へと形を変えてほとばしり出たように、思えたのだった(It almost seemed to her that those secret, unuttered, critical thoughts had suddenly taken visible and accusing shape and form in the person of this outspoken morsel of neglected humanity)」 

 

レッスン覚書

 

今回は、冒頭に服の描写がたくさんありました。かの有名な「ふくらんだそで(パフスリーブ)」もここで初めて出てきます。

- snuffy colored gingham: 「嗅ぎタバコ色のギンガム」ギンガムとは、平織の綿織物の一種で、チェック地が多かったことから、ギンガムチェックという言葉が生まれたようです。

- because it looked so serviceable: durable「丈夫な」

- a stiff print of an ugly blue shade: 「けばけばしい青色のごわごわしたプリント地」このshadeは単にcolorなんでしょうかね。Oxford learners dictionaryにはcolorの類語としてshade、hue、tint、tingeが挙げてあり、shade:  when describing how light or dark it isとあります。shade=日除けのイメージだったので、紗のような夏物の生地を勝手に思い浮かべてました。→村岡花子訳では「青い更紗」と訳されています。更紗はcalicoとかchintzとかいうようですが、夏用のプリント生地というイメージなので、これも悪くはなさそうですね。

- plain skirts fulled tightly to plain waists: このfullの使い方もよくわかりませんでした。sewing/clothes用語としては、made with plenty of cloth; fitting looselyとか、to make full, as by gathering or pleatingとありますので、ギャザーやプリーツを寄せてふわっとさせる感じだと思うのですが、tightlyですので「ぴったりした見頃に、飾りのないスカートがついていた」となるんでしょうか。tightlyな状態でfull(出来上がり)だった、というくらいの意味ですかね。

- I don’t believe in pampering vanity: 「虚栄心を増長させるだけ(なのでいいと思わない)」

- Those dresses are good, sensible, serviceable dresses, without any frills or furbelows about them: a ruffle or flounce, as on a woman's skirt or petticoat
「どれもいい品で、おしとやかで、フリルや
すそ飾りがなくて実用的」→マリラらしい!

- I’d ever be so grateful if ー if you’d made just one of them with puffed sleeves:
このうちの一着でもパフスリーブにしてくれたら、もっと感謝したのに」

- Trust you for that! :「あんたなら、そうでしょうよ」

- disappearing downstairs in high dudgeon: a feeling of offense or resentment; anger
「すっかり腹を立てて」